槍・黒部五郎岳
7日間(2005/07/20〜26)

今年も行って来た

何事も実行する前は不安もあるが、一歩踏み出せば不安は消え、闘志が湧いてくるものだ。

テント泊一式のザック約20キロを背負い、登山基地上高地のひんやりとした空気の森の中を歩く時、山に入る実感が湧いてくるひと時である。

上高地

上高地発(09:10)、横尾まで約3時間、途中明神、徳沢と一時間毎に小休止して横尾着
(12:15)

梓川に沿った平坦な道、先ずは高山に入る前の体調馴らしには良いアプローチである。


横尾で涸沢への道を分け、槍沢の渓流に沿って緩やかな登り、二の俣谷付近の清流に涼を求めて休む。

!清流石を削ぎ、石は清流を躍らせて早い!

約2時間で新築の槍沢ロッチに着く(14:40)、売店に熊除け鈴を見つけたので、出るのか聞いたところ、春先に出るとのこと、明日は東鎌尾根のエスケープルート、水俣乗越まで谷筋の人もめったに通らないと思い鈴を買う、ここで、テント泊の受付をしてテン場着(15:30)、テン場は、旧槍沢ロッジが崩壊した跡地で、両側から山が迫っている、流水もあり快適なテント泊ができそうである。

疲れもさほど無く快調な滑り出しである。

7月21日 06:10槍沢テン場発、今日の行程は槍沢から水俣乗越に出て東鎌尾根を槍に向かうコースである。

出だしは緩やかな槍沢を30分水俣乗越分岐に着く、ここから、涸れ沢を登る、斜面にはニッコウキスゲが今を盛りに咲いていた。

1時間40分で水俣乗越着、ここで、小休止、今行動のメインコース、前回(03/07/27〜8/4)は危険を感じた箇所2箇所あったので気を引き締めてGO−、最初から脆い岩をよじ登る(前回危険を感じたところ)、次に、長いハシゴ場とやせ尾根が続く、適度に展望の良い休憩ポイントで中休止。

残雪模様
槍の前衛峰の残雪模様が登るほどに槍の穂が迫り、この尾根からの槍は一番、岩稜の北鎌尾根をひき、日本のマッターホーンは天を刺している、また、大喰岳、中岳、南岳と続く山肌には鮮やかなグリーンの這い松と残雪模様が素晴らしい。 ほぼ登り詰めた槍の穂の下で昼食の大休止、青空の下、大の字になって休む。 12:20槍ヶ岳山荘着。

この時期、テントは一張りだけ、前回(7月31日)は満杯の盛況であったが、夕、朝食を山荘でとることとし午睡。

東鎌尾根について

前回は、岸壁に鮮烈に咲くイワキキョウに魅了され、今回も再会を期待して探し求めたが1輪も出会うことは無かった。

また、もう一つの理由として、人を案内するための下見を兼ねたものであるが、一人歩いてみて、人を案内するところではないことを実感した。

崩壊により尾根の変化が著しい、やせ尾根と長い梯子や鎖の連続、特に、馬の背の通過で2箇所危険を感じた。

ガイドブックによれば、表銀座道という、一般的に銀座とは人の賑わうところ、今回歩いて、少年は重いザックを担いでいるので当然追い越されるのはあたりまえであるが、追い越して行ったのは2組4人だけ、行き違ったのは一人、下の槍沢を見たらアリのような列である、どちらが銀座道なのか、ガイドブックの見出しを鵜呑みにして山に入ってはいけない。

昨日は東鎌尾根が終わって疲れが出て槍の穂を断念、テントに潜り込み、今朝頂上でのご来光を予定していたが、起きてみれば日の出の時刻、あわてって肩のコルへ、大勢の人がカメラを構えていた、頂上には数人の人影のみ、あいにくの天気、ご来光は雲間からとなった。

来る度に頂上を踏んでいるので、今回は諦め、朝食後下山、今日の行程は双六小屋まで午前中には有に着くので気楽である。

途中、双六小屋でテントを張り写真を撮りに来ているという、同年輩の人と腰を下ろしての長話となり、コースタイム4時間のところ、6時間以上もかかり眺望思うままののんびりで旅で疲れを知らなあった。

途中一箇所崩壊地、踏み跡狭く長さ2mほどであるが、右の岩は脆く掴んだら抜けてきて、手がかりなく、左は切れ落ちている危険箇所があった。

双六小屋のおでんは来る度に頂く、今回も生ビールにおでん最高のご馳走に満足、夕飯までテントに潜る。

今日は黒部五郎岳往復約11h30の長丁場、時間切れの場合は小屋泊まりの予定で出発。

05:30双六テン場発、巻き道から三俣蓮華岳07:00着黒部五郎小屋08:05着カール巻き道を辿り頂上11:05着。

頂上には3人、一人は北の俣へ、重いザックを担いだ東北から来たという青年が尾根道を降りて行った、尾根道はコースタイム2時間、巻き道1時間半、迷った末尾根道を下る。

遠望は効かないが、残雪模様のカール、大きな岩尾根、岩に付いた足跡が道、道らしき道はない岩を伝わって下る面白い。片側はカールに切れ落ち、右は這い松に石楠花の道、危険を感じたところなく13:30黒部五郎小屋着。

双六小屋に帰るには約4時間かかる17:30頃となり、根性無く黒部五郎小屋に逗留。

夕食は野菜中心で特に天ぷらは美味しく頂けた、山では野菜が大ご馳走である。

案内されたテーブルは女性3人の各々単独行者、遠く九州からの人もいた、岩尾根を歩いて来た醍醐味を話してあげた。

5日目

8月25日06:00黒部五郎小屋発、来た道を三俣蓮華岳へ朝の霊気に包まれての山道清々しい活力もあり快調、コースタイム通り2h20、08:20三俣蓮華岳着、笠ヶ岳、黒部五郎岳に雲がかかってきた、天気は期待できないよう。

丸山を通り、中道を下山09:30双六小屋着。

天気も下り坂、早々にテントを畳み帰ることにした。

11:00双六小屋テン場発、途中雨に降られカッパを脱いだり着たりの繰り返し、15:00頃、わさび平小屋着

ここには、トマト、リンゴが流水槽に浮いている、トマトに塩をふりかけかじる、いつも止められない、休憩後発、長い林道約1時間20分単調、前を歩いてゆく単独行者に追いつき話しかける、関東地方から公共交通機関利用で高山から電車のよう、帰りに高山までマイカーで送ってあげた。

一日余裕ができたので、途中、大白川から白山に登って帰ることにし車中泊、翌日、白山日帰り登山で26日帰宅した。

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