胸を射すような光の矢 びっくりした
長岡の信濃川に架かる大橋
の仕掛け花火共に見た
網焼きの茄子志野焼きの皿に載せ
葡萄棚の日陰まだらに房ゆたか
新秋や赤子帰りてよく泣けり
一九九八年九月
露草をとること迷い残しけり
大橋に仕掛け花火のナイヤガラ
故郷の花火五臓に響きたり
日盛りに目鼻ととのふ石仏
父母の齢とう
に超え盂蘭盆会
一九九八年八月