いろ
雛飾り座敷は彩の溢れをり
春水や山路は水音あちこちに
色よりも匂いより咲き夜の梅
三度目は除雪車の音往き来せり
かたくなに口をとざしてふきの董
二〇〇三年三月
面相の筆先程に冬芽かな
雪灯篭日暮れを待ちて灯をともし
初暦数字の下に予定書き
雑木山明るさまして初日の出
破魔矢にはひつじの絵馬をつけてあり
二〇〇三年二月