半分を六つ割りにして西瓜食ぶ
爆弾の落ちたるごとく雷鳴す
初茄子と小さく暦に書き込みぬ
水指の葉蓋のしずく夏点前
余念無き俄庭師に蚊遣香
二〇〇一年七月
みせさきの浴衣の柄に父母のこと
土のこと肥のこと聞きて茄子植える
桐の花遠き昔の日のことを
のぼり来て右手に柿の若葉かな
しまへびはこもれ日に消え音も消え
二〇〇一年六月