牡丹の芽はや花数のたしかにて
木道のくさび抜けて春りんどう
山路には倒木多し白こぶし
汀女の句つぶやいてみる春の月
みずぐるま水こぼしつつ花曇り
二〇〇一年五月
雛納めまた来年も会ひたしと
彼岸入り生花選びて買い来たり
囁きは空より庭に降るごとく
春の水一級河川を蕩蕩と
鶯のひと啼きだけに終わりけり
二〇〇一年四月