1996/1/29下呂温泉にて
雨しきり侘助の花凛として
孫の目の明るく澄みて春隣
冬耕の横を車の列続き
坪畑の冬菜のみどり柔らかし
寒椿つくばいに紅一つ浮き
一九九八年二月
濃き青の冬海女磯衣白清し
娘と来て雪となりたる温泉の宿
丹の橋雪路轍のあとおふて
一九九八年一月
山茶花や二人目の孫出来るてふ
朝陽出て冬木の雨滴かがやかす