秋祭り手作り鯱の通りけり
お社に常夜灯つく神の留守
這ひ這ひの身軽になって秋うらら
休日の顔のそろってとろろ汁
あれこれと晴れてはかどり冬支度
一九九九年十一月
雷神は残り給ふか神の留守
秋りんやレントゲン車を待ってをり
秋扇使はぬままに仕舞けり
児の書きし文の置かれて敬老日
秋草の軸の風袋少し折れ
一九九九年十月