【三伏峠〜光岳(7/30〜8/6)】
南アルプス南部縦走 
730日早朝中央道松川インターからR59大鹿村鳥倉林道(公共交通機関なし)に入り約40駐車場(徒歩40分)三伏峠登山口0830発、終始樹林帯の中、展望はないが入山初日には丁良い.
1日目(鳥倉林道〜三伏峠)
地図には、途中危険印があるが木製のハシゴが架かり危険を感じる覚えなく通過、3時間程で三伏峠着。 足慣らしのため本日はここでテントを張ることとし、水場まで下り付近の花畑を散策、時間を費やして帰ると、三伏峠は、塩見岳への分岐点でもあり、テントは10張り程になり賑わっていた。
 山登りに2年間のブランクがあったが体調に問題なく,明日から聖岳往復を決め1900頃就寝..
○ 第2日目(三伏峠〜高山裏)

8310630三伏峠発、殆の登山者は出発していた、今日は歩行6時間程で、午前中には高山裏テント場に着くのでゆっくり歩くこととした。

稜線に出て、烏帽子岳→前小河内岳に来るもガスで塩見岳の展望台とはならず、見たことのない見事なケルンがあり写真に収め小河内岳に向かう0830着。

 頂上は広いガレの台地で、ガスも晴れ360度の展望、塩見岳、荒川岳等々。

 反対方向に向かう3人組み(富山の大学生)が来る、中高年ブームの山で若い人に合うのは珍しいと問いかけると、山岳部も新入部員も少なく、存続も危ぶまれる大学もあるとのことであった。

 0850頃発、急坂を下る鞍部に下り緩やかな岳カンバの樹林帯に入る、途中大日影山の目印も見当たらず通り過ぎる、ひたすら下り続け里に下りてしまうのでないかと錯覚するほどであった、1100頃板屋岳着、ここはピークがなく縦走路上に標柱が立っていた、ザックを下し小休止、1110発、途中縦走路の西側の崩壊地を過ぎ1200頃高山裏小屋着。

 夏シーズンは管理人がおり、シラビソの中にあってこじんまりと綺麗な小屋、最初に着いたせいか小屋の親父は大声で迎えてくれた。

 親父の話すほどに歯切れ良い口調に、出身は何所か尋ねたところ、言葉を聞いたら分かるだろうと、跳ね返って来た、先々と常識以上のことを言わないと納得しないようだ。

 帰りに又寄るからといったら、不用な物は置いていけ、その汚い髭を剃ったらどうかと攻勢に出てきた、別れ際に下山したら剃る、山の言うことは効くからと言って後にした。口は悪いが親切な山の親父が言ったことを山の言葉と尊厳し、下山の翌日髭を剃りおとした。

3日目 高山裏避難小屋〜荒川岳(前岳⇔東岳)荒川小屋(テント泊)

 810500頃高山裏発、30分程で水場があり涸れる事がなく高山裏避難小屋に向かう人はここで補給との立て札がある、(小屋の近くの水場は涸れることがあるため)更に30分樹林帯をトラバースして、荒川前岳の取り付き点、ガレキの急登コースタイム約2時間のところ、2時間30分かかり尾根に出る、(尾根の南面は大崩壊で急峻に切れ落ち、足元は浮石もあり注意を要する所)0830頃前岳着。ザックを置き、東岳往復に出発、なだらかな稜線歩き嶺々には雲も懸かるがまずまず、中岳の手前に瀟洒な中岳避難小屋が建っている(立地環境が良く一度は泊まってみたくなるような雰囲気)、東岳取り付き点までは素晴らしい稜線漫歩、尾根路の切り立った岩壁の足元には岩肌にイワギキョウが鮮やかな紫の頬を揺らしていた1400着、テント場は平坦で近くに水が流れている、隣にテントを張り、シラフを乾しながら腰をおろしていた40才前後の人は寸又峡から光岳に登り、三伏峠までの縦走中であった、まだまだ上には上がある

○ 第4日目 荒川小屋→赤石岳→百間洞(テント泊)

820610荒川小屋発、今日も歩行約6時間半と比較的少なく余裕な山旅、小屋裏から登山道が見渡せグループの登山者が目立つ、赤石岳は南部の中央に位置する盟主でもあり、千枚岳から荒川三山、赤石岳を経てサワラ島に下る人気ルートである、大聖寺平で小休止、ここは広河原からの合流点でもあり、つい長居をしたくなるようなところ、天気,展望、道も良く苦もなく小赤石岳に着く、休むほどのこともなく盟主を目指す0900着。

 山頂は人でいっぱい、なかなか写真を撮る番が回ってこない程、方向盤で360度の嶺々を確かめる、千丈、北岳、富士、聖、恵那山、中央アルプスの向うに槍の穂も見える、絶好の日和であった。0930発、直下に避難小屋がある、この小屋も新しく避難小屋というよりキャビンという感じ、写真を撮りながら下って行くと深い山の中とは思えない広い百間平に着く、草原(湿原)の中に一筋の道、ケルンもありその傍らのガレキの上に靴を脱ぎ靴下の虫干し、3日間も履くと臭い鼻をつく、ザックの中身も、上半身も虫干し、2パーティ通過するもケルンの陰で眠ったふり、大休憩の後出発、百間洞山の家までは約1時間1500着。小屋ではなく山の家立派な2階建の清潔なたたずまい、前には川が流れてる。
 当初の予定では、ここに荷物を置き聖岳を往復し、車の置いてある鳥倉林道まで引き返すことになっていたが、1日での往復は無理であること等からも引き返すのを止め、光岳まで縦走を決意した。(本日撮影したフイルム1本紛失) 

○ 第5日目 百間洞山の家→中森丸山→兎岳→聖岳→聖平(テント泊)
830500百間洞発、今日は長丁場約8時間のうえアップダウンの厳しいと聞くところ、テント3張り(大学生グループと40代二組の夫婦)の内一番早い、先が長いため、大沢岳を登らずに中腹をトラバース尾根にでる、ここにザックを下し、振り返ると大沢岳が大きく聳え、南方には山波が幾重にも続き山深いことを実感した。
気良く尾根道歩きは気分も晴れ疲れを感じない、円錐形の中森丸山、小兎、兎岳と這松をすっぽりと被った穏やかな山容である、兎岳までの起伏は気にならず、どの頂きからも展望はよく満喫した。

 1200頃聖岳頂上着、ザックを置き直ぐ奥聖に向かう岩稜の尾根を足場を拾いながら行くガスがかかり周囲の山は見えない、奥聖はピークの目印もなく直ぐ引き返す。

 本行程のメインの聖岳、達成感もあり標柱と並び記念写真、もう下るのみ、岩の陰にゆっくりと構えラーメンに餅を入れ昼食、いつも昼食はこのパターン、  1230頃発、水場を過ぎ危険マークのガレのやせ尾根があったが、前期崩壊壁の方が危険度が高いように思われた、やがて小聖岳、視界が良ければ休むところゆっくりと下る、5日間の疲れが溜まっせいか長く感じる、ようやく便ヶ島からの分岐点、ここから約30分これが長く感じ足を引きずるように降りて行くと木道が見え10人ぐらいの人がおり、小屋から散策にでも出てきているものと思われた。

 だんだん近かずくにつれ、視線がこちらに向いているのに気付いた、其処に辿り着くと一斉に拍手が沸いた、なんの拍手か分からぬが素通りする訳にもいかず立ち止まると、50代位の女性が数人寄ってきて、いろいろ問いかけてきた、三伏峠からと答えると、うえーと驚きの声、歳は71というと、信じられないといった様子、私にも出来るかなと、自分にフィードバックしていた、これも山の恵み、山をやっていれば大丈夫頑張ってと言って小屋にむかった。

 なんか凱旋将軍になったような感じで悪い気はしなかった。

 1500着、広いテント場には10張り程まだ余裕があった、水場も近く申し分なし、小屋は満員のようである。

 聖岳は3000メートル峰の南限の山、また、長野県と静岡県側から23日程度で光岳を一周でき人気の山のようである。

6日目 聖平→上河内岳→茶臼岳→茶臼小屋(テント泊)
850700聖平発、霧模様、一番後発のようである、樹林帯の登りが続く、ようやく這い松帯となる。 

本縦走中一番の花畑、初めて見る紫の花、.行き交う人もなし。次に、奇岩竹内門

上河内岳も霧の中足跡残す写真撮り、茶臼小屋へと向かう1200着。

当初の予定を変更してから気懸かりだったのは懐具合、下山地の易老渡から車の置いてある鳥倉林道までタクシー代が幾らかかるか、早速小屋の主人にタクシー会社に連絡取れるかきたところ、ここから携帯が届くということで聞いてみたところ、25.000円、懐も納得一安心。

今までどこからも通じなかった携帯、早速家に電話、家内が出たが声が詰まってしまった、やっぱり一番近いのはかみさんと涙を拭き拭き自覚する。(ここだけの話)。

初めて小屋の夕食をとる、デザートまで付いた豪華版、心に懸かるものなく寝袋に入る。

7日目 茶臼小屋→易老岳→光岳(テント泊)

850500茶臼小屋発、晴れ、シラビソの樹林帯、仁田岳への道を分け下る易老岳は平坦な頂き小休止、易老渡へはここから下る光岳に向かう樹林帯を抜け涸れ沢を登るこの急登はきつい水場を求めて上を向くがない、ようやく現れたが涸れていた、山も水場はオアシスに相違ない、分岐にザックを置きイザルヶ岳に向かう、途中、幹の曲がったタケカンバの老木がオブジエとなっている、頂上は広く通ってきた茶臼岳、上河内岳、聖岳が手に取るように見える、1130光岳小屋着。昼食後頂上散策に出かける、平坦な頂上を過ぎ平坦な樹林帯の行き止まりに白い巨大な白い石、上に登って見るともう一個の白い石、光岳の由来がうなずけた。

     8日目光岳小屋→易老渡:タクシー鳥倉林道

860500光岳小屋発、今日は最終日下りるだけの5時間、1200に下山地易老渡にタクシーが来ることになっているので、1時間早めに出る。シラビソの樹林帯の下りの連続は長い、これを登りにとることを思うと我慢の一事、行き交う人は数人と少ない1100着。

タクシーは待っていた、約2時間で鳥倉理林道に着き自家用車にて帰宅。(クシー代23.000円)


烏帽子岳にて

縦走の前に

小河内岳

イワキキョウ

悪沢岳

山なみの 果てまで続く
山深く

親兔 子兔連れて
聖岳

山なみを 中盛丸山
描きおり

聖岳

赤石岳
霧の中 お花畑に 息をつく
赤石を おもてうらから 見て通る
縦走路 花あり石も 庭もあり
光岳 威容を放つ 光石
富士黎明

光岳山荘前にて