毘沙門岳 (1386m)
2005/02/12
今日は土曜日、時計を見たら8時前、朝飯の声がかからないので寝てしまった、生活のリズムが壊れる、布団を跳ね除ける。
現役時代(船内生活)は総て5分前の号令によって始まる、総員起床5分前から始まる、だから生活リズムは一定、遅刻という文字はない。
少年は、今は毎日が日曜日、土日、祭日も同じ、しかし、息子、孫達は休みの日は遅い朝飯、朝飯の合図がないため朝寝坊。
雨戸を開けたら、朝陽燦々、山行即決、位山が済んで、次は毘沙門岳と決めていた。
2005/02/12、08:40自宅発、R156号に乗り白鳥へ、11:40白鳥高原スキー場着リフト利用、11:50登山開始。
ゲレンデから続く尾根がルート、トレースの跡に新雪、先行者がいないよう、先日(9日)の位山も誰とも合わなかった。
スキーにシールを張っての山行は今回で5回目、シールを外して歩きたくなるような平坦な尾根、お日様は顔を出さないが展望はまずまず。
平坦な尾根の次は最初のピーク、幅はあるがガリガリの急斜面エッジを効かせながの斜登行、そのピークから下っての登りはスキーでは無理と判断、ワカンに履き替え足取り軽く下る、この鞍部がイトシロからの合流点、ここからの登りは、ワカンの爪先キック、5〜6歩で一息の繰り返し、目指す頂上は鞍部から30分の標識に安堵感があり、あせりもない、尾根道の雪質は概ね硬い、ところどころ、パウダースノーの吹き溜まりもあるが膝下までである。
13:30頂上着。
無雪期は平坦な頂上も雪が積もると盛り上がり丸い雪原となって、頂上の雰囲気をかもしだしていた。
パン2個とテルモスのお茶で昼食、灰色の空に白一色のモノクロの世界、20分ほど写真撮影。
1350下山開始、下りは快調跳ねるように降りて行く、折り返し上がった所がスキーをデボしておいたところ、ここでスキーを履き、広い尾根のバーンを切り返しながら降りる。
最後の登り返しで難関が待っていた、コブから雪庇状の壁、段差は1〜1,5m、横向きになってエッジを効かせて小刻みに、スキーの全部を木の根っこにかけ、やれやれと思った途端、後ろ側の雪が崩れ、もんどり返って10mほど滑り落ちブナの木で停止、雪にまみれた、斜面のブナ林であり、安心してこけることもできる。
ここで、スキーをストック替わりに雪面に突き刺し、コブの上に達することができた、後はゲレンデまで平坦な尾根をスキーで歩き、15:20頃ゲレンデ着、アルペンコースを快調に滑る。15:50頃帰途につき、温泉で汗を流し帰宅した。